晩夏の灯り
だれも知らない魔法のメソッド
魔法使いは口を閉ざしたまま
秋にはひさしを外したい
あの魔法のいどころを教えてよ
彼女はいかにして傷ついたのか
昨夜の深爪
はりぼてのわたしたち
夕闇の匂い・白い横顔
一日とうなじと死んだ蝉
夏が終わる日は黙ったままで
魔女が光を消すまでは
呪い・爪のあいだの白い蝋燭
さんざめいた都市
いつだって終わりへ沈みつつある